断捨離はどこまで必要?ミニマリストになって自分の仕事と生活に起きた3つの変化

 

こんにちは。湘南のクリスタルマジシャン Michel(@michel_orbs)です。
プロパフォーマー・Webライターとして仕事をしながら、湘南のシェアハウスにてミニマリスト的な暮らしを続けています。

 

私がミニマリスト的な生活に最初に触れたきっかけは、17歳のときにトランク一つでニュージーランドへ移住したこと。
本当に大切ないくつかの思い出の品と最低限の洋服だけで始まった海外生活を通して、「これだけ少ない持ち物でも心の豊かさは変わらない、むしろこっちのが思考がクリアで快適だな」と思うようになりました。

 

帰国後は紆余曲折あり、一時期は一般的な荷物量の部屋に住んだりもしましたが、現在はシェアハウスの四畳半の自室でミニマリスト的な暮らしに回帰しています。

 

今回はミニマリスト的な暮らしが自分の生活にもたらした3つの変化と、自分なりの断捨離に対する考え方をお話しします。

ミニマリスト的な暮らしで起きた変化その1. 部屋にいるだけで楽しくなる


↑実際のデスク。アクセサリーに加えて練習用のクリスタル、お仕事で頂いた限定グッズはインテリアに。

 

自分の場合は単に物を減らすという訳ではなく、「本当に気に入ったアイテムだけを手元に残す」ということを徹底しています。

 

・毎日眺めていても飽きない絵
・何度でも読み返したくなる本
・毎日つけていたいアクセサリー
・着るだけでテンションが上がる服

 

などなど。ピアスや腕時計などアクセサリー類はそれぞれ一つづつしか所有していません。
自分を象徴するアクセサリーが固定されるので覚えてもらいやすく、仕事でのメリットが大きいほか、毎朝何を身につけるか迷うこともありません。
身につけていないときもお気に入りのピアスや腕時計を眺めたいので、デスクの上のトレーに並べています。黒いアクセサリーがメインなので、自分はこちらの赤い革のトレーを愛用しています。

 


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ミニマリストの中には服を極限まで削る人もいますが、自分の場合は人前に立つ仕事が多いので、服は最低限以上に所有しコーディネートの幅は広げています。

 

もちろん服も、本当に気に入ったものしか買いません。
衝動買い・安いからで服を選ぶことはなく、この服なら毎日でも着たい!と思える服だけを所有しています。

そうして自分が本当に気に入っているアイテムだけがすっきりと整頓された部屋に暮らすとどうなるか?
結論から言うと、毎日めちゃくちゃ楽しくなります。

 

部屋をぐるりと見渡すだけで最高にテンションが上がり、自室にいても仕事が捗ります。
ショーの仕事からシェアハウスに戻って自室に入ると、この上ない幸福感に包まれて眠れます笑

 

好きなものだけを所有する整頓された生活は脳に入ってくる情報を厳選し、仕事でもプライベートでもコンディションが改善しますよ。

その2. 物欲が無くなるので貯金が出来る

こうして四畳半の私の部屋にある物や服、アクセサリーは全て最高に気に入っているものなので、基本的に何かが欲しくなることがありません。
「他のものに目移りしないの?」と聞かれることもありますが、最初から最高の一品を選んでおけば目移りする暇もないと断言できます。

 

こんな生活を送っていると自分はシェアハウスに住んで自炊していることもあり、心は豊かなのにお金はそこまで使わくて済むようになります。結果、貯金が出来るんですね。

 

物を購入・消費して経済を回さないと!と主張する人もいますが、あくまで私が買わないのは自分のモノです。
人と過ごす大切な時間には美味しいものを食べ、旅行先では”人に”お土産を買い、自分を高めてくれるイベントには積極的に足を運びます。

 

決して、一概に「ミニマリスト=消費をしない人」ではありません。
自分自身の生活環境を研ぎ澄まし仕事を極めた上で、モノよりコトにお金を使うのはとても自分やその周りの人の心を豊かにしてくれます。

 

手元に所有するものは本当に気に入ったアイテムだけ。
お金は誰かと最高に楽しい”今”をシェアしたり、面白そうなことにしっかりと使う。

 

このような生活をしていると、不思議と仕事も増えていき自分の生活そのものも豊かになっていきました。

その3. 引っ越しがとても楽

個人的にこの世で一番大変だなぁと思うライフイベントが引っ越しです。
物がめちゃくちゃ多い人が段ボールを何箱も新居に運び入れているのを見ると、「あぁ…自分にはできない…」と心の底から思います。

 

なにより引っ越しは業者に頼むと高いですが、元々の持ち物が少なかったり軽量で分解可能な家具を選んでいれば、引っ越し業者に頼まなくても大丈夫です。生活拠点が頻繁に変わっても、引っ越し代金が全く変わらないので気軽に生活拠点の変更が可能です。

 

自分の場合、引っ越しの荷造りは間違いなく1時間足らずで終わりますね笑
持ち物を最低限にすることはもちろん、分解可能が簡単で軽い家具を選ぶのもおすすめです。

 

もしどうしても捨てられないものが多い場合は、安価な定額コンテナサービスを利用して部屋をすっきりさせるのも一つの手です。
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断捨離ってどこまでやるべき?

さて、ミニマリストとセットで語られることが多い「断捨離」
ミニマリストになるために断捨離をするぞ!と考えている方も多いのではないでしょうか。

 

しかしながら、結局全然ものが手放せなかったり、逆に勢いで捨ててしまって後から後悔したりという話も後を絶ちません。

 

自分の場合は持ち物を大量整理したとき、

・パフォーマー・ライターという仕事を豊かにするもの
・頻繁に着るお気に入りの服
・思い出がめちゃくちゃ深い宝物

だけは迷わず残しました。

 

思い出深い品と言うとキリがない!という方も多いですが、どんな物にも思い出があるのは当然です。

 

その思い出は形として目の前に残したいほどに愛おしいものなのか?
それとも記憶として胸に大切にしまっておきたいものなのか?

 

ここにしっかりと向き合うことが大切です。

 

物を捨てるということは、思い出を捨てるという事ではありません。
あくまで思い出の入っていた器を手放すだけで、思い出そのものは自分の心の中にしっかりとあるのです。

 

1つ1つの思い出や自分自身の感情にしっかりと向き合うプロセスこそ「断捨離」と呼ばれる行為の本質なのではないかと私は考えます。

 

いちばん大切なのは今を生きること

大切にしていたものを捨ててしまった。
物が増えすぎてしまった。

 

自分の心や生きてきた軌跡は死ぬまでここにありますが、物は永遠ではありません。

 

思い出が入った器が物です。
その思い出を自分の心に移し、器を手放しても思い出は消えません。

 

ミニマリストと呼ばれる生活を通して自分が手に入れた最も尊い真実。
それは自分のこれまで生きてきた思い出が、自分が思っていたよりもずっと素晴らしいものだったと気づけたことでした。

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湘南在住の日英中3ヶ国語を話すステージマジシャン。 最先端のLED技術とマジックを組み合わせた『光と錯覚のパフォーマンス』を得意とし、全国の有名ホテルやパーティなどに出演しています。 出演のご依頼やご相談は、こちらからお気軽にお問い合わせ下さい。