TEDxのスピーカーになるには?実際に登壇した私が伝えたい3つの心得

こんにちは。湘南のクリスタルマジシャン Michel(@michel_orbs)です。

 

2018年12月16日、私はTEDxにスピーカーとして登壇しました。
今回の主催は青山学院大学。『TEDxAoyamaGakuinU』の名称で表参道にて開催され、私は2分間のクリスタルパフォーマンスと16分のスピーチを演じました。

 

 

 

TEDxとは?

TEDの精神である「ideas worth spreading」 のもとに、TEDからライセンスを受け、世界各地で発足しているコミュニティー。2009年に、TEDxTokyoが開催されたのがきっかけで広まった。TEDxのカンファレンスは、各地のスピーカーによる講演とTEDTalksのビデオの上映によって構成され、参加者が個々にディスカッションを通してアイデアを共有し、横の繋がりを広げていく場でもある。世界中でTEDのコンセプトは広まりつつあり、2012年4月現在126カ国以上の800にも渡る都市でイベントが実施されている。

Wikipediaより引用

 

今回は実際にTEDxに登壇した経験から、これからTEDxのスピーカーになってみたい、と考えている方へ3つの大切な心得をお伝えしたいと思います。
その前に、どのようにTEDxのスピーカーになれば良いのか、私のケースから登壇するために役立つヒントをお話しします。

TEDxのスピーカーになるには?私は大学の教授から登壇の打診を頂きました

実は私はニュージーランドから帰国してプロのパフォーマーになるまでの期間、青山学院大学に在籍しておりました。

 

現在も教授とはFacebookなどで繋がっていたため、私がパフォーマンスや映像・Web制作の仕事をしていることを見ていてくれたのです。
そして青山学院大学でのTEDx開催にあたり、私へ登壇のお話を頂けたのでした。こうした形でふたたび声を掛けて頂き本当に感謝です。

 

その教授とはもう数年近く会っていなかったのですが、『今の自分の姿』をSNSで継続的に発信していた事がきっかけで登壇に繋がりました。
SNSやブログなどで『今の自分の姿』を継続的に発信して、『皆が持つ自分へのイメージ』をアップデートすることは非常に重要ですね。

TEDxのスピーカーになるには2通りの方法があります。

 

一つは、私のように主催する立場の方から登壇依頼を頂くケース。
もう一つは、TEDx開催前に募集がかかり、そこに応募して採用されるケースです。

 

後者に関しては私は経験がありませんが、『TEDx スピーカー募集』などで検索するとスピーカーオーディションの情報が見つかるはずです。

 

いずれの方法でも、これからお話するTEDxに登壇しリスナーに価値を届けるために大切なことをしっかりと身につけていれば、スピーカーに選ばれる可能性はぐっと上がります。

心得1. まずは自分が今すべきことに全力で取り組む

TEDxとは、ただ人前に立ち目立つための場ではありません。
自分が人生を死にものぐるいで生きる中で培った気づきアイデアを、世界に向けて発信・共有する舞台なのです。

 

そんなTEDxの舞台に立つためには、人に共有する価値がある経験をしていることが大前提となります。
そこに明確な基準はありませんが、普段誰かと会話している中で興味を持ってもらえたり、面白いと言われるような内容が理想ですね。

 

『TEDxに登壇してみたいけど、話したいことはパッと思いつかないな…』という方は、まずは今を全力で生きてみて下さい。
いずれ必ず、心の底から燃え盛るように熱いメッセージや信念が生まれるはずです。

 

その時こそが、TEDxの舞台に立つタイミングだと思います。

心得2. 何も見ずとも、いつでも熱く語れるような話題を選ぼう

TEDxは通常の講演会とはかなり違った雰囲気(レギュレーションや時間制限)で執り行われます。
目の前のリスナーだけでなく、登壇の映像は記録され、YouTube上の公式チャンネルにアップロードされす。

 

通常の講演会に比べるとかなり特殊なTEDxの舞台では、オンライン発信を見越して画面の向こうにまで届くほどのエネルギーを言葉に込める必要があるのです。

 

私は今回の登壇にあたり、一切の原稿を作りませんでした。
原稿が無いということは、文を丸暗記している訳ではないので、リハーサルの度に話す言葉や掘り下げる内容が変わるということです。

 

TEDxに必要なのは、まさにそのライブ感
原稿を作らずともいつでも人に熱く語り始められるような、そんな話題こそが世界に届けるべきスピーチへと化けるのです。

 

話すのは登壇者1人ですが、それは一方的なものではありません。
目の前で聞いている会場のリスナーの方々の表情は、想像以上にはっきりと見えます。

 

リスナーの方々と、目や表情で『会話』をするように。
その自然な言葉が、画面の向こうにいるリスナーの心を動かすパワーになるのです。

心得3. スピーチにエンタメ性を持たせよう

TEDという名前の意味はご存知でしょうか?
実はこの名前は3つの英単語の頭文字を取って作られています。それは、


TTechnology

EEntertainment
DDesign

 

これらの単語で成り立っています。
この名前が表す通り、TEDの精神はアートやあらゆる表現に重きを置いているのです。

 

私はそもそもの仕事がエンターテイナーですが、この名前の由来はあらゆるスピーカーが意識すべきポイントになります。

 

私から見れば、全てのTEDxのスピーチは『言葉によるパフォーマンス』です。
いかにリスナーの方々に自分のメッセージを忠実に伝えるか。そこに不可欠なのが、『エンタメ性』です。

 

何かスキルがあるなら、実演が良いでしょう。スライドや映像で魅せるのもよし、もちろん巧みな話術で楽しませることもエンタメ性です。

 

ただ淡々と話すよりも声に抑揚を付けたり、リスナーの方が驚くような仕掛けをスピーチの中に組み込んだりと、ショーをする気分で話すとTEDxらしいエンタメ性のあるトークが出来ますよ。

TEDxに登壇する経験はかけがえのないもの

TEDxに登壇しこの記事を書いている現在、私は24歳です。
TEDxは老若男女を問わずスピーカーとなり、またリスナーとなる非常に開かれたスピーチシステムです。

 

そこで実際にスピーチをするという事自体が、人生においてかけがえのない経験となります。
いつか歳を重ねて改めて自分のスピーチの動画を見返したとき、そこにも新たな発見があると私は思うのです。

 

TEDx。それは世代と時代を超えて人々の心を動かすことが出来る、タイムカプセルのような存在です。
私の実際のスピーチは終わりましたが、インターネット上では今日も過去の私がTEDxの舞台から、世界の誰かに熱く語りかけています。

 

私はTEDxの舞台に立てたことを本当に嬉しく、そして誇りに思っています。
今度はリスナーとして、この記事を読んでくれたあなたのスピーチが観れることを楽しみにしています!

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湘南在住の日英中3ヶ国語を話すステージマジシャン。 最先端のLED技術とマジックを組み合わせた『光と錯覚のパフォーマンス』を得意とし、全国の有名ホテルやパーティなどに出演しています。 出演のご依頼やご相談は、こちらからお気軽にお問い合わせ下さい。