鎌倉の大仏さま『高徳院』参拝のみどころや2つの売店の違いを解説!

 

こんにちは。湘南のクリスタルマジシャン Michel(@michel_orbs)です。

春夏秋冬を通して美しい景色が移ろう、ここ鎌倉を長きに渡り見守り続ける国宝『鎌倉大仏』

 

そんな鎌倉の大仏さまは『高徳院』というお寺の境内に鎮座しております。
大仏さまのイメージが根強い高徳院ですが、大仏さまの他にもぜひ拝見しておきたいスポットが沢山あるのをご存知でしょうか。

 

鎌倉の大仏さま、そして高徳院を隅々まで参拝するポイントをおさらいしていきましょう!

 

鎌倉大仏『高徳院』へのアクセス・拝観料・拝観時間。売店は境内の中にあります


鎌倉大仏『高徳院』は江ノ電『長谷駅』から徒歩7分の場所にあります。

鎌倉駅からバスで来る場合は、

鎌倉駅東口1番バス乗り場から江ノ電バスを使うか、
6番バス乗り場から京浜急行バスに乗りましょう。

『大仏前』というバス停で降りれば、目の前が『高徳院』です。

鎌倉大仏『高徳院』の拝観料・拝観時間


拝観料は、
大人(中学生以上): ¥200
小学生: ¥150
です。

 

拝観時間は、
4月〜9月: 8:00am〜5:30pm
10月〜3月: 8:00am〜5:00pm
になります。

 

ゆっくり歩くなら、お昼過ぎに行くのがおすすめですよ!
参拝券を手にしたら、さっそく境内へ入りましょう。

手水で身を清めて先へ進めば、鎌倉大仏さまとご対面

参拝券には鎌倉大仏さまと、鎌倉市の市章『ササリンドウ』のデザインが。
楽しい鎌倉観光の記念にぜひ持って帰りたい一枚になっています。

 

境内に入ってすぐの手水舎で、手と口を清めてから先へ進みましょう。

手水舎から大仏さまは目と鼻の先。
つねに参拝客の方々が多いので、足元の砂利や段差で転ばないように気をつけて!

 

後ほど紹介しますが、高徳院の境内には売店もあるので軽食を取ることもできますよ。
トイレも広くて綺麗なので、心ゆくまでゆったりと参拝ができます。

手水舎から進めばさっそく鎌倉大仏『阿弥陀如来像』とご対面。その高さ、なんと約11.39メートル(台座を含めた高さは13.35メートル)。重量は約121トン。ひとたび肉眼で見れば、その重厚な迫力に感動すること間違いなしです。

 

これだけの圧倒的な存在感を放つ大仏さまが鎮座する高徳院ですが、創立者と初代住職は共に不詳。
その歴史は今だ謎に包まれており、現在も研究がされています。

かつては金箔をまとい、大仏殿の内部に鎮座していた鎌倉の大仏さま。
しかし、自然災害により大仏殿は倒壊、金箔は剥がれ落ち、現在のような幽玄たる姿になりました。

 

現在も大仏さまの周囲を見渡すと、かつての大仏殿の礎石が残されています。
大仏さまに向かって左側の頬へ目をやれば、金箔がかすかに残っていることも確認できますよ。

鎌倉の大仏さま、実はその内部である胎内も拝観することができます。
胎内拝観料は、1人あたり¥20です。

 

太陽の光が背中側からやさしく差し込む胎内では、鎌倉大仏さまの修復の跡や資料にふれることができます。
ちなみにこちらの胎内では撮影禁止です。参拝の証として、自らの目でその光景を拝みましょう!

また、大仏さま向かって右手にある直営売店では、鎌倉大仏さまにまつわる様々な書籍や商品が並んでいます。
歴史資料書やポストカード、お家に置きたいミニチュア大仏さまと豊富な品揃え。参拝の記念として人気です。

 

そして、こちらの直営売店から更に右手を見ると、そこには巨大な『わらぞうり』が。

大仏さまのための大きなわらぞうり

直営売店のとなりのベンチの近くに飾られているのが、このおおわらじ。
その大きさ、なんと片足90cm×180cmで、重さは45kgもあります。

 

このおおわらじの歴史は、戦後すぐの1951年まで遡ります。
戦後日本の復興と発展を願い、大仏さまにおおわらじを履いて日本じゅうを行脚してもらおうと奉納されたのが始まりなのです。
このおおわらじは茨城県常陸太田市中野町『松栄子ども会』によって奉納されており、3年に1度新しいおおわらじが奉納されているのですよ。

 

大人が一人寝れてしまいそうなサイズのおおわらじ、大仏さまの迫力にふさわしい一足です!

観月堂と与謝野晶子歌碑

大仏さまから奥へと進むと、緑と木陰が心地よい観月堂があります。
かつては15世紀中頃に朝鮮王宮の内部に建築されたと伝わるもので、その後日本へと渡ってきました。

 

この観月堂の中には観音菩薩立像が安置されておりますが、扉が閉まっているためしっかりと拝見することはできません。
建物のつくりの違いを仁王門や手水舎とよく見比べれば、日本と朝鮮王宮それぞれの歴史を目の前で感じることができますよ。

観月堂を向かって右手に進むと、与謝野晶子歌碑がそびえ立っております。
高徳院の奥の方に立っているので、緑に包まれた趣のあるスポットです。

 

そこにはかつて与謝野晶子が鎌倉の大仏さまを見て読んだ歌が記されています。

『かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におはす 夏木立かな』
鎌倉の大仏さまの凛々しさに見とれた与謝野晶子は、そのお姿を『美男』と表したのですね。

 

これは有名な話ですが、先に書いたように鎌倉の大仏さまは『阿弥陀如来』であり、歌に登場する『釈迦牟尼』は全く別の仏さま。
博識であった与謝野晶子ですが、意図があって別の名前を書いたのか?それとも大仏さまに見とれて純粋に間違えてしまったのか?その真相はいかに。

 

そんな与謝野晶子が感銘を受けた景色に想いを馳せながら、高徳院をのんびりと歩くのも風情がありますね。

鎌倉みやげとお休み処。観光地ならではの魅力溢れる売店

鎌倉の大仏さまと高徳院をひと回りしたら、境内にある売店へ行ってみましょう。
直営売店では高徳院や大仏さまにまつわる歴史書やお守りが並んでいましたが、こちらはよりカジュアルな売店です。

 

こちらの売店では鎌倉グッズや大仏さまモチーフのお菓子や衣服などお土産にぴったりなものから、笑ってしまいそうな変わり種アイテムまで幅広く並んでいます。
まさに観光地ならではの、懐かしいお土産もの屋さんの雰囲気に浸ることができますよ。

大仏さまモチーフのおまんじゅうやおせんべいがこんなに沢山。
地元の老舗のお菓子屋さんの商品も数多く並んでいるので、ツアーなどで時間に余裕がないときなどに重宝します。

 

売店の周りには自販機があるので、もし境内でのどが渇いたら飲み物はこの売店で買いましょう。
もし歩き疲れちゃったなら、店内には腰掛けて一息つけるお休み処もあります。

ちゃぶ台と座布団でくつろげる広々としたお休み処は外国の方にも人気のスポット。
窓から吹き抜ける風が心地よい、一息つくにはぴったりの場所です。

 

ちなみにこちらのお休み処では軽食をいただくこともできますよ。
小腹が減ったり、ちょっと甘いものが食べたいときにもちょうどいいお休み処なのです。

ソフトクリームひとつ¥300、おでんひと皿¥500
冷たいものから温かいものまで揃っているのはなかなか嬉しいですね。

 

大仏さまにご挨拶を済ませたら、ここらでちょっと一休み。お次はどこへ行きましょう?

大仏さまのことを知れば、古都鎌倉をより深く楽しめます

古都鎌倉を時代を超えて見守りつづける鎌倉の大仏さま。
雨にも負けず、風にも負けず、そのたくましく優雅な姿はこの街のシンボルとして親しまれています。

 

そんな大仏さまの歴史や、高徳院にまつわるエピソードを知ってから訪れれば、あなたの鎌倉への旅はより深い体験になるでしょう。
ぜひ実際に鎌倉の大仏さまを訪れて、その目で大きな大仏さまを見上げてみてください。

 

日頃の小さな悩みごとや憂鬱も、大仏さまをひとたび見上げれば、清々しい鎌倉の空へと溶けていくでしょう。
どうぞ鎌倉で思い出に残るひとときを。春夏秋冬の美しい景色に包まれる、古き良き日本を味わいに来てください!

 

鎌倉大仏殿高徳院
〒248-0016
神奈川県鎌倉市長谷4丁目2番28号
〜拝観時間〜

・開門時間
4月~9月: 8:00am~5:30pm
10月~3月: 8:00am~5:00pm
入場は閉門15分前まで

・大仏胎内拝観時間
8:00am~4:30pm(通年)
入場は閉門10分前まで

・直営売店営業時間 (札所)
8:30am~4:45pm(通年)

・御朱印受付時間(寺務所)
8:00am〜4:30pm(通年)

〜拝観料〜
一般、中・高校生: ¥200
小学生: ¥150
大仏胎内の拝観料:別料金1名につき¥20

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湘南在住の日英中3ヶ国語を話すステージマジシャン。 最先端のLED技術とマジックを組み合わせた『光と錯覚のパフォーマンス』を得意とし、全国の有名ホテルやパーティなどに出演しています。 出演のご依頼やご相談は、こちらからお気軽にお問い合わせ下さい。