
こんにちは。湘南のクリスタルマジシャン Michel(@michel_orbs)です。
あなたはどろだんご、作ったことありますか?土を固めてどんどん丸く、硬くしていくアレです。
私は小学校低学年のころに友達との間にどろだんごサークルが発足し、それはそれは鍛錬しておりました。
ちなみに、そこでは地面に叩きつけて割れるものはどろだんごとして認めないルールがありました。過酷か。
あの頃からもう15年以上が過ぎたわけですが、先日に出張から帰ってきたとき、自宅の机の上にこんな箱が置いてあったのです。
『どろだんごの王様』
どうやら親戚の姪っ子ちゃんが遊んだ残骸が1セット余ったようです。なるほど。
…長距離移動の疲れをぶっとばせ。本能を研ぎ澄ませ。どろだんごで、腕を鍛えろ。
▼この記事のもくじ
『どろだんごの王様』で憧れのピカピカどろだんごを作ってみた
これはまさか、噂に聞いていたピカピカのどろだんごが作れるアレじゃないですか!
出張帰りで疲れたとかぬるいこと言っている場合ではない。今こそ再びどろだんごを作るときだ。
こちらのキット、まさかの2回分入っているので、1回目でどろだんご作りの経験を積んだら強くてニューゲームが出来るわけです。激アツすぎるだろ。
土を混ぜて、どろだんごの芯を作るよ
とにもかくにも作ってみなきゃ始まらない。いい大人が夜な夜な机の上で土を混ぜていきます。
土と砂を袋に入れて、水を入れたらひたすらこねる。水は規定の分量以上に入れると即アウトなので注意してね。
ここでいかにこねられるかが成功のカギになるので、最初のステップはかなり念入りに行うことをおすすめします。
からあげを柔らかく揉みこんで味付けする感じ。よーくもみもみしてください。
揉んだり、机に叩きつけたり、拳で叩いたり、何か嫌なことでもあったんじゃないかと家族から心配される勢いで叩きましょう。
だんだん土が硬くなってくるので、そうしたら袋から取り出します。まだだ、まだ終わらんよ。
取り出せるくらいの硬さで、やっと畑の土ぐらいの感じ。
こっから更に中の空気を追い出し、どろだんごを作ります。何度も言いますがここが一番重要です、念入りに!
だんだんどろだんごらしくなってきました。
手で持てるくらいになったら、どんどん叩きつけてさらに硬く、滑らかにしていきます。
ある程度でいいので、このステップで球体に近づけておくときれいに完成する確率がぐっと上がります。
最初が肝心、これをさらにさらに滑らかにしていくと…
ここまでなめらかになります。成長したね…!!!
この状態までいけばけっこう柔軟に形が変えられるので、ここで球に形を寄せておきましょう。
球体にある程度近づいたら、表面を削り落として真球に近いどろだんごを生成する作業になります。
ここまで頑張ればどろだんごの芯となる部分は完成!このあと削るのがめっちゃ爽快です。
削って磨け!まん丸のどろだんごとご対面
ここまできたら、思いっきり削ります。ごりごり削るよ。
全ての方向に均等に削り続けると、さっきの土の塊からこんなにまん丸などろだんごが出現します。
ちなみに、この時点でさっきの土の塊よりもふた回りほど小さくなります。
思い切ってどんどんこそぎ落として結果にコミットしましょう。
まん丸になったどろだんごは、さらにしっかり磨きましょう。
まだまだ水分が残っているので、あんまり強くやると木っ端微塵になります。子猫を愛でるようにやさしくね。
さて、ずいぶんどろだんごは丸くなりましたが、ここからが本番です。
ここから、磨いて磨いて磨き抜いてつやを出していく工程に突入だぜ…!!!
ひたすら磨き抜くと、どろだんごは輝き始める
おそらく誰もがもっとも気になっているのが、何故どろだんごがピカピカになるのかということ。
これより、どろだんごが輝くまでの過程をお見せ致しましょう。
どろだんごはただ磨くだけではなく、パウダーのような細かい砂をまとわせてから磨きます。
これをつけて磨いて落としての繰り返し。合計10回くらい磨くと輝きます。
これで4回目くらい。もうずいぶんピカピカし始めましたね。
どろだんごの表面はザラザラしているわけですが、そのザラザラを細か〜い砂で埋めて固めてあげれば、表面の凹凸がなくなって光をまっすぐ反射するようになるってわけです。
そして同時に硬さを増すためにも、この砂が重要な役割を果たします。
水分を染み込ませて抜きつつ、表面の凹凸を埋めて磨く。これの繰り返し。
6回くらいでこんな感じ。かなりきれいになってきましたね。
もはやでかいチョコボールにしか見えません。チョコエッグ作れそう。
もし磨いてる途中で手が滑って表面がえぐれたら、慌てずに最初の方に削り出した土でえぐれた場所を埋めましょう。
指に水をつけて余った土を溝に馴染ませると、結構大きめの傷もきれいに修復できますよ。
無心に磨く。ひたすら磨く。その先を求めて。
どろだんごを、ただひたすら磨き続ける修行。
30分くらいでさくっとやろうと思ったのに、気付いたら4時間半が経過。
どろだんごよ、永遠なれ… pic.twitter.com/aScMmXSji6
— Michel🔮 (@unbrokenemotion) 2018年8月3日
本来なら10回程度で完成のところを、何故かそれ以上に磨き続けました。
出張帰りとか疲れとかもうどうでもいい。俺は高みを目指したいんだ…!!!
磨いて磨いて磨きまくること4時間。(長過ぎ)
愛しのどろだんごはこんな感じになりました。
宝玉と見間違うほどの神々しい輝き…!!!ムラもかなり減ってつやっつやになりました。
ちなみに、重さと硬さが石くらいあるので、落とすと大変なことになります。どろだんごではなく足の方が。
どろだんごよ、神話になれ
そして、忘れてはならない。このどろだんごには色がつくということを。
ただ色がつくわけではない。パッケージのどろだんごは言ったはずだ。
『宝石のようにかがやく青いどろだんごが作れるよ!』
どろだんごを、どろだんごで終わらせない。
どろだんごの可能性は、こんなものではない。
砂を!
付属の顔料に!
混ぜて!
擦り込んで!
磨け!!!
…ッ!!!
地球は
…青かった。
どろだんご最終形態。
地球が…小さな地球が出来たよ…!!! pic.twitter.com/Gq1HYMHdBa
— Michel🔮 (@unbrokenemotion) 2018年8月3日
おかげさまで、TwitterやLINEで多くの方から『暇かよ』とのお声をいただきました。
昔お世話になった先輩からは『頭逝っちゃってる』とのお褒めの言葉もいただきました。
みんな、ありがとう。ウチのどろだんごは無事に惑星(ほし)となりました。
余談。どろだんごでジャグリングまで出来ちゃいました
ちなみにどろだんごの小さい地球、硬さと重さが尋常ではないので、普通にジャグリングできます。 pic.twitter.com/V7s6UDAu55
— Michel🔮 (@unbrokenemotion) 2018年8月3日
しっかり完成させると、にぎりこぶし大の石と同じくらいの重さと硬さになります。誰がここまでやれと。
どろだんごの王様を何個も作ったら、小道具として普段のショーで使えるのではなかろうか…
まだまだ奥が深そうなどろだんご。なんか陶芸とかと似た感覚で延々と続けられそうだぞ。
小さなお友達も大きなお友達も、くれぐれも足に落としたり窓に投げたりしないように楽しいどろだんごライフを!
ーーーどろだんごよ、永遠なれーーー


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